仏像顔貌の多様性を
解明する学際研究プロジェクト

本プロジェクトについて
東海大学医学部の松前ひろみ講師を中心とした研究プロジェクトです。
仏像は紀元1世紀頃のインドを起源とし、その後、多様な様式で製作されるようになりました。
日本人は日本の仏像に似て、タイ人はタイの仏像に似てるなど、仏像の顔は製作された地域の住民に似るという傾向が指摘されていますが(土屋晋ら2007)、なぜそのような多様性・地域性が生じるのかは、明らかになっていません。
本プロジェクトでは、仏像の顔の地域性・多様性について、その地域の人々の顔と似ているかどうか、地理や他の文化の違い、さらに人々の仏像に対する印象など、さまざまな観点から統合的に分析します。
そこで仏像と人間の顔を、(1)写真に基づいた顔形状の定量的な比較、(2)アンケート調査に基づいた印象(主観)に関する比較を行います。そこで、(1)「写真に基づいた顔形状の定量的な比較」に参加し、顔写真を撮影させてくれる被験者を募集しています。もしプロジェクトへの参加に興味があれば、詳細はこちらをご覧ください。
本プロジェクトの意義
宗教芸術はその社会の文化や価値観を反映しています。
本研究は、アジアの宗教と芸術の変化や形成過程を理解する手掛かりとなります。
また、仏像の顔をモデルとして、人類社会で文化の多様性がどのように生じるのかを新たな視点から示します。
メンバー
講師 松前 ひろみ
特定研究員 西川 有理
研究技術員 鴨下 真由
研究補助員 渡辺 充
研究補助員 長島 遥
研究補助員 鶴間 愛翔
本研究は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)創発的研究支援事業「生物学と人文科学の融合:人類情報学(Anthropological Informatics)の構築 」(研究代表者・松前ひろみ)によって実施されるものです。
本研究は、東海大学「人を対象とする研究」に関する倫理委員会より「仏像の顔形状の地域と時代による変化とその心理的および生物学的要因の研究」(承認番号26058)(2026 年 4 月 16 日~2027 年3 月31 日)として承認されています。
本研究に関して開示すべき利益相反(COI)はありません。